センターを支える人々:足立洋美さん(神奈川建設ユニオン労働問題対策部長)


 皆さま、こんにちは。神奈川建設ユニオン労働問題対策部で部長を務めさせて頂いている足立洋美と申します。
 私は相模原市緑区で防水工事業の会社を営んでいます。神奈川建設ユニオンには2013年1月に加入し、翌年6月から労働問題対策部会の一員として組合活動を行っています。
 学生時代から映画俳優になりたくて、養成所に入り芝居の勉強をしていました。一度、20才から3年間は会社員として営業の仕事をしていましたが、心の中でくすぶっていた俳優への想いが再び燃えあがり、芝居の道に戻りました。その時、生活の為に始めたのが防水工事業のアルバイトでした。27歳の時に商業演劇の舞台に出演して、31歳の夏頃に芝居の世界から足を洗い、アルバイトで身に付けた技術を頼りに防水の職人として独立していこうと決意しました。
 独立した翌年には、一緒に働きたいという仲間が出来て、親方として現場に入るようになりました。しかし、その次の年のゴールデンウィーク直前に当時所属していた会社が倒産。親会社がなくなっても現場は動いている状況で、工事長をはじめ関係者の方々のおかげで新たな業者と下請取引きが出来るようになって、無事に現場を仕上げる事が出来ました。翌年の1999年6月に相模原市の橋本に事務所を借りて、有限会社ビー・アール・シーを設立する事になりました。今年で27年目になります。
 紆余曲折ありましたが、神奈川建設ユニオンに入って様々な活動で多くの方々と新たな出会いがあり、大変ありがたく思っております。今後も皆さまと共に、アスベスト問題、ハラスメントやPFAS問題等に取り組んでいきたいと思いますので、神奈川建設ユニオン共々、何卒ご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。