春田明郎 新理事長(医師/横須賀中央診療所)あいさつ
このたび神奈川労災職業病センターの理事長に就任いたしました。横須賀中央診療所で内科をしております。よろしくお願い致します。
体調不良や健康診断で医療機関に行くと、問診として自覚症状のほかに、今までかかった病気や、家族の病気、喫煙や飲酒や食事や運動の習慣を診察前に記入を求められるか、質問されます。高血圧や糖尿病は生活習慣の影響が大きいので、習慣の改善を個人が決心するのを手伝うために必要な情報です。
問診には職歴の欄もありますが、医者にも患者にも軽視されがちです。でも、職場や学校などが健康への影響がないはずはありません。労働時間や通勤時間が長ければ、自宅より職場で過ごす時間の方が長い人もあるくらいです。プライバシーを守るためか職歴の欄に会社名や仕事の内容を詳しく書く人は少ないのですが、人に言えない仕事でなければ記入してください。アスベストやクロムなどの有害物質だけでなく、疲労やストレスについて知る手掛かりになります。
かつて成人病と言われていたものが生活習慣病になり、自己責任が問われるようになりましたが、労働に関連する健康障害や病気であれば会社に責任があります。常に健康と労働の関係を意識しつつ働く人の健康のために微力を尽くしたいと思います。
