肺がん・アスベストホットライン/横須賀と兵庫で実施 相談計62件

2019年8月2日〜3日、横須賀じん肺・アスベスト被災者救済基金会議室において「肺ガン・アスベストホットライン」を開設しました。

今年は初めてフリーダイヤルの設定をして取り組みました。また新聞紙1社に「意見広告」として掲載しました(次頁に写真)。また、地域を応援するということで今年も兵庫にあります「NPO法人アスベスト被害者救済基金」と共催で行いました。横須賀は27件の相談、兵庫は35件の相談が寄せられました。

今回の横須賀の相談の内訳としては中皮腫6件、肺がん6件、また横須賀からの相談は3件でした。茨城や函館からも相談が寄せられました。フリーダイヤルだったので、かけやすかったと地方からの相談者の声も寄せられました。対応として関係機関に相談を回した事例もありました。健康管理手帳を取得した後の相談は今年も8件あり、健診を長く続けているが不安だという相談や労災との違いなどを説明しました。ホットライン直後に面談をしましたがすぐに亡くなった中皮腫の相談者もあり、深刻な病状の方からの相談もありました。

アスベスト曝露ありで間質性肺炎と診断された相談もあり、医学的な面でのサポートが必要で医療機関紹介した事案もありました。ほとんどの相談が新聞記事を見てで、中には娘さんからの紹介で相談をした方もいらっしゃいました。亡くなった直後の相談もあり、毎年継続しての相談の必要性を感じました。

今年からフリーダイヤル(0120-349-931/ミナシキュウ キュウサイ)を開設し、この番号は常設にして対応しています。【池田】