全国消防殉職者慰霊祭に参列しました(宮本藤子)

 2017年11月、消防士だった息子、宮本竜徳は勤務中の訓練で、致死性不整脈にて死亡しました。消防署は公務災害を申請してくださいましたが、地方公務員災害補償基金は「基礎疾患による自然死」とし、公務災害と認めませんでした。審査請求をしましたが基金支部審査会も基金本部審査会も公務災害と認めませんでした。ですから、私たち遺族は裁判に訴えるしか有りませんでした。

 2025年2月に東京地方裁判所は基金の判断を取り消し、竜徳の死を公務災害と認定する判決を下しました。基金が控訴を断念したことにより、この判決は確定しました。公務災害認定までに遺族が負った時間的・精神的・経済的負担は極めて大きく、この8年間の闘いは苦しいものでした。


 神奈川労災職業病センター川本様、鈴木様、応援してくださった皆さまのおかげで、公務災害の認定までこぎつけ、私達遺族の時間が再び動き出したように思います。公務災害に認定された事で、竜徳は消防士として全国消防長会より消防功労賞、日本消防協会より特別功労賞の顕彰状を頂きました。

 また、9月11日に都内で開かれた第44回全国消防殉職者慰霊祭に招かれました。前年度に殉職された方に混じり、8年前に死亡した竜徳も、執り行なって頂きました。石破総理、村上総務大臣、国会議員が参列し追悼の辞を述べた後、献花をして頂きました。茨城県稲敷広域消防の消防長、総務課長、竜徳が被災した時の消防長が一緒に参列して、御霊の安らかならんことを祈ってくださいました。
 慰霊祭に招かれ、竜徳の消防士としての名誉回復がやっと出来たなと感じました、ありがとうございます。