中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会「神奈川支部交流会」

神奈川支部世話人 前田璃佳

 4月15日、神奈川支部のお食事会&ヨガ教室を開催致しました。中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の小菅会長、澤田事務局長もご参加くださり6名で集まりました。
 お食事会は、厚木市内のイタリアンレストランで美味しい料理を頂きました。新しく入会された胸膜中皮腫の患者さんからは、24年1月に遠方の病院で胸膜剝皮手術を受けられたことや、ドライブがご趣味で手術後もご実家まで7時間かけて運転し、ご実家の建物の維持管理のため屋根に上って作業されたお話などもお伺いしました。

 お食事会のあとは場所を移動してヨガ教室です。
神奈川支部では、これまでも交流会の前にヨガの要素を取り入れた10分程度の軽いストレッチを行うことがありましたが、60分の本格的なヨガ教室は久しぶりでした。
 ヨガは性別・年齢問わず、どなたでもご自身の体調・体力に合わせながら取り組めます。膝の調子が良くない方は椅子に座りながら参加されるなど各自のペースに合わせて動きました。
 まず、呼吸と身体に意識を向けることから始めます。顔の表情を緩めリラックスした状態の呼吸と、眉間にシワを寄せた状態の呼吸を比べ、呼吸の深さが異なることを体感していただきました。

 日常生活の中でも忙しい時や焦り・心配・不安がある時は呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなっているかなと気づいたときに、胸に手を当てながら意識的に深い呼吸を繰り返すだけでも少し心が和らぎます。
 次に、ゆったりとした動きで気持ちよく身体をほぐし、全身をしっかり伸ばしました。ヨガを行うと身体の芯からぽかぽか温かくなります。呼吸に合わせて身体を動かすことで氣の巡りが良くなり筋肉が緩んできます。身体が緩むと自然と心も緩み、ゆったりとした気持ちになります。
 最後に、「シャバーサナ」という仰向けで寝転がるポーズでお休みをします。起き上がった後、皆さま、ほんわかと表情が柔らかくなり、「眠くなった」「スッキリした」「気持ちよかった」という嬉しい声が上がりました。
 自らの力で免疫力や自律神経のバランスを整える力がつくのもヨガの魅力です。今後も気軽にヨガを楽しんで頂けたら嬉しいです。