中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 山梨に支部を設立!
中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会
山梨に支部を設立!
16年12月3日に山梨県建設組合連合会館にて「山梨支部」の設立の集いを開催しました。あわせて永倉冬史さん(中皮腫・じん肺・アスベストセンター事務局長)の『あなたの身近なアスベスト問題』と題した記念講演会も行いました。患者と家族の会10人、山梨県建設組合14人、一般1人(石綿除去業者)の合計25人の参加となりました。
山梨支部の会員数は、本人4人、家族2人、賛同団体1団体の7会員で、支部世話人には有泉氏が就任されました。会員の「疾病別」では、中皮腫3人、肺がん1人、胸膜プラーク2人。「業種別」では、建設業2人、製造業2人、公務員2人です。支部の窓口は山梨県建設組合連合会内に置き、相談対応は鈴木江郎(支部事務局)が行います。
山梨県内での患者と家族の会としての相談活動は14年度から開始し、これまでに計10回の相談会を開きました。15年度から相談会は地元の建設組合である山梨県建設組合連合会の会議室を無償でお借りし、また建設業の被災者が多いので建設組合には賛同団体として会に入会してもらい、相談会にはアドバイザーとして参加して頂きました。
これまでの相談者は合計27人で、「業種別」では建設業12、製造業4、公務員3、ばく露不明4、ビルメンテナンス1、自動車整備業1、環境ばく露1。「職種別」では大工6、電気工事関連3、タイル・給排水・解体工事2、内装・軽天工2、吹付工1、工場配管関連1、ビルメンテナンス1、自動車関連2、石綿製品製造2、教員1、ばく露不明4、環境ばく露1。「疾病別」では中皮腫10、肺がん6、胸膜プラーク4、びまん性胸膜肥厚1、間質性肺炎2、その他4です。そのうち労災業務上決定が3件(大工・タイル工・配管製造業)で、公務災害請求中が1件です(教員電気工事関連)。
これからの山梨支部の活動として、①被害者救済の相談活動、②講演会等の啓発活動、③医療機関への訪問、④厚生労働省、山梨労働局、県内労働基準監督署への要請活動、⑤会の本部や他支部との交流等を行っていきます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。【山梨支部事務局/鈴木江郎】